処方箋の受け取り期間について
- 2025年5月27日
- お知らせ
皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近「処方箋の期限がきれてしまった」というお問い合わせが増えてきています。
そこで処方箋の期限について詳しくご説明させていただきたいと思います。
💡 処方箋の有効期限切れとは
処方箋の期限は、診察当日・土日祝日を含めた4日以内となっています。
よく誤って「4日後」と認識される方が多く、特に以下のような事例が発生しています。
木曜日に診察 → 翌日の金曜日に行った薬局が「閉まっていた」「営業時間内に行けなかった」場合・・・
土日のいずれかで処方がされないまま月曜日に薬局へ行ったとしても「期限切れ」となってしまいます。
💡 期限切れになってしまった場合
再度の診察・処方に伴い、診察料と処方箋料が自己負担となってしまいます。
すなわち、保険診療の適応がなく10割負担の状態です。
なお、このケースで処方箋を使用した場合、薬局での負担額は通常の保険適用と変わりません。
以前の処方箋は無効の状態ですので、回収の為クリニックへ忘れずにお持ちください。
💡 処方箋を紛失してしまった場合
「帰宅途中に処方箋をどこかへ失くしてしまった」「もらった薬を紛失してしまった」なんて事もあります。
処方箋、処方薬を紛失した場合、処方箋の再発行も薬局でのお支払い分も自費対応になり、費用が更に増大します。
💡 なぜこのように厳しい対応となっているのか
「保険制度を利用し、同じ処方箋で、眠剤や向精神薬を何度も薬局で受け取るなどの悪質な不正行為が行われる可能性があるのを防止する」とされています。
不正行為が行われないようにするためにも、どの方にも平等に医療機関、薬局などでは厳しく対応しなければならず、再発行にかかる費用は原則「自費」でのお支払いとなっています。
つまりクリニック・薬局いずれにおいても、「保険適用されるのは1回限り」です。
実質負担が増える事となり、お心苦しいですがご承知おきください。
💡 最後に
処方箋及び、処方薬は「期日内で引き換え、紛失しない」事がとても大切です。
「薬局で待つ時間がないから」「薬が余っているからそのうちに」とそのまま帰宅してしまい、結果的に受け取りに失敗してしまう場合もあります。
患者さん・クリニック・調剤薬局のいずれにとっても後味がよくないので、くれぐれも「処方箋および処方薬は失くさないよう各自で厳重に管理と確認」のご協力をお願い致します。
また、大手店舗併用の調剤薬局といえど、土日祝日に常に営業しているわけではありません。
受付営業時間を各自確認の上で、処方箋の引き換え、薬の受け取りをお願い致します。
何かご不明点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました 🙂